2009年3月3日火曜日

ミロクノマリョクその七

西米良村在住の写真家・小河孝浩さんのサイトで、
弥勒祐徳さんと小河さんの二人展が今日から開催なのを知り、
さっそく駆けつけました。

弥勒先生の絵は、相変わらずの大迫力。
御年89歳にして、昨年はガンの手術もなさったはずなのに、
そんなことはみじんも感じないエネルギーを、観る側に与えてくれます。
「オーラ」なんて、陳腐な言葉じゃ説明しきれないのがもどかしい……(>_<;)

先生の絵をTVなどで目にした方も、少なくないと思いますが、
実物はほんと、とんでもないです。「一見の価値これにあり」って感じです。
先生の絵を観ていると、自分のちっぽけさに否応なく気づかされ、
ますます情けなくなってしまいます。

でもそれと同時に、得も言われぬエネルギーを照射された気もして、
「ちっぽけな自分」が、生まれ変われるような「元気力」もいただけます。
いつまで観てても飽きが来ないので、無理と知りつつ自宅に1枚欲しくなります。

一方小河さんの写真の方は、たいへんおこがましい言い方をすれば、
以前は画家と写真家の「対峙」がにじみ出ていたのに比べると、
今回の作品群は、カメラと被写体との距離が良い意味でなくなっていて、
実際に自分自身がそこにいるような気分になりました。
同じ空気観や音、風などの雰囲気ごとそっくり切り取って持ってきたような……。

小河さんとの雑談の中で、
「弥勒先生の日常を撮られた2枚が特にいいですね」と感想を述べると、
「わかってくれる?」みたいな感じで背中をポンとたたかれたので、
思わず担任の先生にほめられた、小学生のような気持ちになりました。てへへ……(^^ゞ

帰り際に握手していただいた弥勒先生の手は、
大きくて、柔らかくて、ふかふかしてて、ぬくもりがありました。

宮崎を代表する画家と写真家の二人展。次回も楽しみです。

3月8日まで、宮崎市の青木画廊にて(入場無料)


画廊前の看板には「第8回」、
ポスターには「その七」とあり、
どちらが正しいのかは謎のまま

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

拡大しないで画像を見ると「ミスターマリック展」
絵は好きです。気分で見たい絵の種類が違いますけどね。

Unknown さんのコメント...

あ、ホントだ……(笑)

そういえばイベンター時代、「超魔術」の頃のマリックさんにお目にかかったこともありました。

ぼくの大チョンボで、お迎えに上がる時間にすっげー遅刻したんですけど、「気にしなくていいですよ」と、広い心で許していただきました。同行していたマネージャーさんも同じくいい方でした。

Unknown さんのコメント...
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