2010年2月25日木曜日

AUGM in OITA 2010


先週の土曜日(2月20日)、大分市で開催された「AUGM in OITA 2010」に参加してきました。今回で4回目となる大分でのAUGMですが、ぼく自身参加するのは実は初めて。ようやく念願かなっての大分行きとなりました。

当日は6時amにjota@音声担当氏に迎えに来ていただき、途中の延岡市でTORIMIND氏と合流。折からの晴天の中、時おりTwitcastでの中継も入れながら、“下道”をひたすら北上。土曜の朝ということもあり、予定時間よりも早い10時過ぎには大分市に着いていました。
まずは会場を確認し、急きょ「勝手に観光隊(隊員3名)」を結成し、ぼくのリクエストで豊後府内城跡を散策。水堀と野面積みの石垣に囲まれたいい雰囲気の城跡でした。お堀端に1本だけ咲いていたサクラもきれいでしたよ。

散策をすませるといよいよ会場に乗り込みます。受付をすませて席を確保すると、会場近くにある「元祖とり天の店 キッチン丸山」というレストランに向かいました。

大分名物の「とり天」を食べるのは、これまた今回が初めて。しかも「元祖」を名乗る店だけに、期待は嫌でも高まります。しかし、注文して出てきた「とり天」は、どう見てもふつうの竜田揚げ。期待に胸膨らませていた僕らのテンションも、やや下がり気味です(見た目の感想ですから、誤解なきよう。ほんとは、大分ならではの工夫がなされていたのかもしれません)ww。

そんなこんなで腹ごしらえをすませて会場に戻ると、あふれんばかりの人・人・人。主催者のAUGM大分2010実行委員会によると、当日参加者だけで156名。そのほか、USTREAM中継で見た人が最大250名にも達したそうです。やはり九州のAUGMはこうでなくては(宮崎も負けてはいられません!!)。

12時半からスタートし、最後のプログラムである恒例のじゃんけん大会(これだけで2時間!!)が終わった19時過ぎまで、iPadやiPhoneなどのAppleプロダクツ、ベンダーさんの製品紹介や九州各ユーザグループのCM、などなど、内容てんこ盛りの楽しい時間を過ごしました(中には、今日ここだけの話という超オフレコネタもあったり/そのときは、ユースト中継も停められていました)。唯一惜しかったのは、会場に電源が少なく、iPhoneがバッテリー切れであまりツイートできなかったこと。

終了後は、「鬼は庭(おにはそと)」という居酒屋で懇親会。ここも約100名の参加者があり、遠くの人たちは霞がかかって見えないくらい(カナリうそ)の盛り上がりでした。

その後、「ばかうまラーメン」(満席で食べられず)、居酒屋「みっちゃん」と飲み歩いて、ホテルに帰投しました。

翌日は実行委員会主催の「翌日観光隊」に背を向け、我らずっこけ中年3人組は「勝手に観光隊」として南下しながら、途中の「道の駅みえ」でお土産を買ったり、国指定史跡の「虹澗橋(こうかんきょう)」を見物したり、「道の駅宇目」で名物の唐揚げと季節限定さくらソフトクリームを食べたりなど、大分の観光スポットのごくごく一部を堪能しながら帰りました。

大分の皆さん、ベンダーおよびユーザグループの皆さん、参加者の皆さん、TORIMINDさんとjota@音声担当さん、本当にありがとうございました。また次回も行くぞ〜!!



2010年2月5日金曜日

ACCに行ってきたよ〜♪


宮崎市のメディキット県民文化センター(県立芸術劇場)で開催された、ACC CM FESTIVALに出かけてきました。

これは、(社)全日本シーエム放送連盟の主催で行われるもので、全国で放映された、テレビ・ラジオのCMから、優秀な作品を選ぶというもの。
入賞作品の発表は、昨年11月に終わっていますが、その後「受賞作品集」が、全国各地で行われる発表会(入場無料)で公開されます。

昨年は見に行けませんでした(一昨年はどうだったっけ?)ので、○年ぶりのACCです。
某所でラーメンをかっ込んで(実はおいしくなかったorz)、あわてて会場に入りましたが、開演には充分間に合いました。以前に比べ、空席がとても多かった気がしましたが、前のほう(たしか9列目)に座って、後はあまり見なかったので、よく分かりません。

どちらかと言えば、言葉と音で勝負するラジオCMを楽しみにしていたのに、気がつけば寝落ちorz 少しもったいなかったなぁ。

気を取り直して、TVCMいくつかの感想。
地方CM部門は、ふだん見られないCMが流れるので、なかなか楽しいです。
函館市地域交流まちづくりセンターの「わたしの町のペレストロイカ」や、御前崎市の「視聴メッセージ篇」の“やり過ぎ感”も、かえっておもろかったし、中京テレビの「テレビのチカラ」シリーズにもクスリとさせられ。

身びいきかもですが、霧島酒造の「宮崎キャンペーン」シリーズもよかったけど、これって少し、「いいちこ」のCMを意識してるっぽい。

不思議だったのは、 南日本酪農の愛のスコール「ボクらの汗と涙に変わるもの」が、なぜか北陸・中部地域からのエントリーだったこと。代理店は大広九州だし、制作はVSQなのに、なんでだろう?

ジャーナリスト賞、ブロンズ賞、W受賞の、テレビ埼玉「チャンネルはそのまま」は、テレビのリモコンを使ったオチは見え見えなのに、ウケました。

ゴールド賞のなかには、家庭や職場のきしみを歯車のきしみに例えた小原歯車工業と、ソフトバンクの白戸家が舞台の、読売新聞の広告はどちらも初見で、新鮮な驚き。

一番好きだったのはやはり、第3位の相模ゴム工業「LOVE DISTANCE」。
これはネットも使ったティーザー広告で、出会うために走り続ける恋人たちを、1日ごとに追っかけて行くドキュメントCMの編集版。
毎日アクセスして見ていただけに、懐しさと、応援する気持ちが思い出されて、未だに好印象が残っています。最後の日までスポンサーが謎なのも良かった。

全体を通して、ストーリー物が多いなぁという印象でした。
たとえば、おとなのカツオやワカメ、タラちゃん、イクラちゃんの出るグリコ、
宇宙人ジョーンズシリーズの缶コーヒーBOSS、
役所広司の「ダイワハウチュ」、ソフトバンクの白戸家、
これにこども店長や、ダイハツの「カクカクシカジカ」も入るかな?

それと、シュールな作風の多い、味の素のCMが入ってなかったのが残念。

最後に、ファン太郎、トヨタプリウス、読売新聞「粘り強い取材」について、時節柄痛さを感じたのは、言うまでもありませんww

2010年2月4日木曜日

町田康「浄土」


町田康の短編集「浄土」講談社文庫を読了しました。
相変わらずの町田康ワールド全開なんだけど、
今まで読んできたものよりバラエティに富んでいて、
とても楽しく読めました。

内容については深くは触れないけど、
「浄土」を直接連想させる作品はありませんww

私小説風味の「犬死」
ありそうだけど、現実には多分ない「どぶさらえ」
巻きこまれ型シュールストーリーの「あぱぱ踊り」
「ライアー・ライアー」を思い出してしまう「本音街」
パニック系日常ストーリーの「ギャオスの話」
古代史を舞台に抱腹絶倒の「一言主の神」
決して放送できない“裏・サラリーマンNEO”の「自分の群像」
以上7作品、どれをとっても侮れない。

同世代としてもっとも強く感じるのは、
もっと頭をやらかくせんといけんのう。ってこと。
ときに呻吟しながらの自然体(勝手な想像だけど)。
こんな自由律の発想が、自然ににじみ出てくるように
鍛練しないといけないなぁと、
R.E.M.聴きながら思うのでありました。